Ⅰ-2

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「あっ!竜也さん!ずっと指名入りまくりだったんですよ?どこ行ってたんですか」 一人のホストが竜也に言った 「うるさいな、学(ガク)は。アフターしてただけだよ」 「てか何なんですか?このガキ」 学の言葉を聞いて竜也は目の色を変えた 「お前今ガキって言ったか?こいつは龍。俺の担当ヘルプ」 「……はぁ…ヘルプに担当なんてありませんよ」 学は呆れたように言った 「学、ここのトップは?」 「……竜也さんですけど」 「じゃあ俺の自由だな」 「……はい」 竜也は学を黙らせ、龍を連れて店の奥へ行った 「あっ、竜也、お前3番入れ」 奥から声がした 「はーい」 竜也は楽しそうに返事をして龍を連れて3番テーブルへ行った 「お待たせしました、竜也です」 「竜也ぁ~やっと来た!あれっ、その子は?」 竜也を待っていた女は金持ちオーラを見に纏ったブランド女 アイメイクが凝っていてかなりケバい 香水の匂いもきつい 龍は思わず鼻をつまんでしまった 「龍くんでーす。新人ホストだから優しくしてあげてね」 「新人ホストとかまじうけるんだけどー」 女は下品な笑い方で大笑いした 「龍くん、何か食べる?」 「ドンペリほちいなあ~」 竜也は龍の後ろに隠れて言った 「もう!竜也ばかあ!しょうがないな~。じゃあ竜也はドンペリね。龍くんはポテトでいいかな」 龍は無言で頷いた
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