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「あっ!竜也さん!ずっと指名入りまくりだったんですよ?どこ行ってたんですか」
一人のホストが竜也に言った
「うるさいな、学(ガク)は。アフターしてただけだよ」
「てか何なんですか?このガキ」
学の言葉を聞いて竜也は目の色を変えた
「お前今ガキって言ったか?こいつは龍。俺の担当ヘルプ」
「……はぁ…ヘルプに担当なんてありませんよ」
学は呆れたように言った
「学、ここのトップは?」
「……竜也さんですけど」
「じゃあ俺の自由だな」
「……はい」
竜也は学を黙らせ、龍を連れて店の奥へ行った
「あっ、竜也、お前3番入れ」
奥から声がした
「はーい」
竜也は楽しそうに返事をして龍を連れて3番テーブルへ行った
「お待たせしました、竜也です」
「竜也ぁ~やっと来た!あれっ、その子は?」
竜也を待っていた女は金持ちオーラを見に纏ったブランド女
アイメイクが凝っていてかなりケバい
香水の匂いもきつい
龍は思わず鼻をつまんでしまった
「龍くんでーす。新人ホストだから優しくしてあげてね」
「新人ホストとかまじうけるんだけどー」
女は下品な笑い方で大笑いした
「龍くん、何か食べる?」
「ドンペリほちいなあ~」
竜也は龍の後ろに隠れて言った
「もう!竜也ばかあ!しょうがないな~。じゃあ竜也はドンペリね。龍くんはポテトでいいかな」
龍は無言で頷いた
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