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竜也がヘルプの男に告げるとボーイが大きなボトルを持ってきた
「3番、竜也さんにドンペリ入りました~」
龍は唖然としてその光景を見た
ホスト全員が席に集まり女と竜也と龍を取り囲んだ
龍は軽い恐怖を感じていた
ボトルを持ってきた男がマイクを持ち、大声でコールを始めた
ホストたちはコールに合わせて手を叩いたり叫んだりしている
「では姫から一言お願いしまーす」
男がマイクを女に向けた
「竜也と龍くん可愛いー!だーいすきっ」
女がマイクに向かって叫ぶと周りはひどく盛り上がった
「王子も一言お願いしまーす」
男は竜也にマイクを向けた
「俺は"可愛い"じゃなくて"格好いい"なの!俺も大好き~」
竜也が叫ぶとホストたちは「「ヒュー」」とおだてた
マイクは竜也が持ったままだ
「ついでに…」
竜也は続けた
「こいつ龍って言います!今日から俺の相棒だからよろしくねーっ」
そう言って龍を抱え上げた
龍は店中の人間に見つめられ、照れた
「竜也兄ちゃん、恥ずかしいよー」
龍がそう言うと竜也の隣に座ってた女が「かわい~」と言った
龍の顔はさらに赤くなった
「お前を皆に紹介したかったんだ」
竜也はそう言って優しく笑い、龍の頭を撫でた
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