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家を出て何時間経っただろう、剛はまだ車を進めている
外はもう真っ暗だった
流星はお腹が減ってきた
「お腹…減った」
「そうか、じゃあどこかで食べようか」
「お母さんのご飯は…?」
「お母さんは今日出かけるみたいだよ」
「そっか」
流星は剛の言葉を簡単に信じた
「なに食べたい?」
「うーん、うどん!」
「そうだな、寒いしな」
剛はそれから5分くらい走ったところにあったうどん屋に車を止めた
そして二人でうどんを食べた
「美味いか?」
「うん!」
流星は熱いうどんを器に移しながら一生懸命一人で食べた
「ごちそうさまでした」
流星は満足そうにそう言って剛の顔を見ると剛は何か考えているようだった
「お父さん?」
「……あっ、食べたか。じゃあ行くぞ」
会計を済ませ、二人は車へ戻った
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