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『自分を強いとは思わない。
強いと過信した時点で成長は止まるからな』
同時に二振りの刀で斬りかかる。
『それは同意がするがいつまで手を抜いて戦うなよ』
琢磨は力強く片方の刀を振るい、斬撃を払いだ。
『手を抜いていた事を気付いていたか。
だが手を抜かねば琢磨君の鍛練には』
『手に抜いてやられてもこっちだって嬉しくもなんともない。
それに寝覚が悪い』
琢磨は片方の刀で斬撃を力に与えた。
それは肩に浅く斬られただけなのだがな。
力がすんでのタイミングで避けたのもあるが、琢磨自身、力を目覚めさせる為にした事である。
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