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琢磨は剛の部屋にいた。
何故か知らないが剛に呼ばれたのだ。
『何か用事か?』
『明日神藤流の道場との戦いの時に大将として出ろ』
琢磨の思考は一瞬止まる。
『ハ・・?
なんの冗談だ?』
『冗談ではない。
たまに出てみろ』
神藤流と神威流は一年に数回戦う機会がある。
それは門下生と道場主計五名で行われる。
それはいつも戦う様子を見にいく。
だが面倒だったりしたら見にいかないし、つまらなかったら寝ていたりする。
寝ていたり、見にいかなかったらいつも親父に怒られてしまうんだけどな。
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