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一人の青年は自分の部屋に寝そべり窓より空を眺めていた。
空にはサンサンの太陽が照っている。
普通この国・・江戸国の若者なら太陽を背中に浴びながら鍛練をしているだろう。
しかしこの青年はただ空を眺めるだけで動く気配すらない。
『退屈だな。
でも、な』
青年はため息をついた。
青年の部屋はドアをノックする音がする。
『あいつが来たか。
鍵をかけているし、居留守を使うか』
青年は息をひそめた。
『坊ちゃんいるのはわかっていますよ?
出て来て下さい』
ドアごしに男の声が聞こえた。
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