221人が本棚に入れています
本棚に追加
『まあいいか』
琢磨は寝そべる。
『寝てしまうのですか?』
『ああ。
寝る。僕の出番が来るなら起こしてくれ』
琢磨は目をつむる。
先程の女は琢磨を見ていた。
『あれで神威剛の息子なの?
全く呆れるわね』
『噂は本当だったのですね。
神威剛の息子は弱く面倒くさがりと』
女の隣にいた男性は歎いた。
まあ寝ている姿をみれば情けない。
まあ実力もさほどないに等しいのだがな。
『まあ順番が来たら勝ち目はこちらにありますよ』
『まあ油断はしないでおくわ』
最初のコメントを投稿しよう!