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蓮は琢磨を起こし始める。
『坊ちゃん?
坊ちゃんの番ですよ』
『・・え?
なんでこっちの勝ちじゃないの?』
琢磨は起き上がる。
『引き分けです。
坊ちゃん次第で勝ちが決まります』
琢磨は横においてある刀に手をかけ立ち上がる。
『はやくなさい』
女は僕を睨んでいる。
『うるさい女だ。
ほえずらをこかせてやる』
出来る訳がないが、強がってみた。
『坊ちゃんにかかっています。
頑張って下さい』
『わかったよ』
刀を腰にさして女の前に立つ。
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