第二話

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琢磨は足を掴み、地面に叩きつけた。 そして刀を巧の首に当てるつもりだった。 しかし巧は刀で弾き、力押しで琢磨を押し返し足をかいほうした。 『まだ甘いな』 巧は琢磨と間合いをとる。 そして再び鞘に刀を納めた。 『琢磨は勝ちに焦り過ぎる所があるからな。 そこを直らないと勝てる戦いも勝てなくなる』 『わかっている』 琢磨は考えなしと思うぐらいに巧の間合いに入る。 琢磨は巧の間合いに入った。 巧は鞘から刀を抜いて斬撃を放った。 『僕も巧の抜刀術は見飽きた』 琢磨はたやすく避けた。
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