第二話

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『琢磨の部屋で!? まさか琢磨』 巧は何やら顔を引き攣っていた。 『何を考えているか知らないが。 巧が考えている事はないのだろう』 琢磨は壁から刀を抜いて鞘を納めた。 『まあ冗談なんだがな』 『そうか。 巧の抜刀術は独自に覚えたのか?』 『違う違う。 親父にな教えて貰った』 琢磨は自分の刀と反対の腰に刀をさした。 『親父か。 そういえば巧の親父って見た事ないな』 『当たり前だ。 親父は何年か前に死んだからな』 『・・ごめん』 琢磨は頭を下げた。
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