第三話

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『あら?人がいたんじゃない』 女性は琢磨に近付いて来た。 こんな露出が多い女性と話すのは初めてだ。 というか僕の周りにはあまり女性はいない。 門下生は男ばかりだ。 だから女性の接し方等知らない。 『ねぇ? 貴方?刀を持っているわね? 強いのかしら?』 ニコニコ笑いながら琢磨に接近した。 『強くはない』 『そうなの?』 女性は琢磨を後ろから抱き着いて来た。 女性の豊満な胸が・・恥を知ってくれ。 これはあれかスリなのか? スリの手口はよくぶつかったりして金銭を奪うらしい。 まあ僕は財布も高価な物も持っていない。 あるのは刀ぐらいだ。 琢磨は刀を盗まれまいと刀を柄を掴んでいた。
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