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しかしナイフは琢磨の下に飛んで来る事はなかった。
それは一人の男により阻まれた。
『美佐様を助けに来たつもりが神威流の一人息子を助ける事になったか』
その男は確か前の神藤流の道場の戦いの際に美佐の隣にいた男だ。
『貴方は神藤流の門下生で1番強い者川崎雅(かわさきみやび』
奈美恵は驚きながら雅を見ていた。
『お前は逃げていろ。
こいつの始末は俺がつける』
雅は刀を構えて奈美恵と距離をつめる。
奈美恵は刀は引っ張り、自分の手元まで連れてくる。
『動かないで。
動けば彼は死ぬわよ?』
奈美恵はミニスカの中からナイフを出して琢磨の首に当てた。
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