第三話

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『川崎。 礼を言う坊ちゃんを助けてくれ』 『気にするな。 俺はただ美佐様を助けに行く途中にこいつを見かけたから助けただけだ』 『そうか。 だが本当に助かった礼を言う』 蓮を頭を下げた。 『・・ああ。 俺は美佐様が心配だ。 だが忘れるなよ。俺は必ず負けたかりは返す』 雅は刀を鞘に納めて歩き出した。 『負けたかりってなんだ?』 『この前の神藤流の道場の対決の時の四回目に戦ったです。 その時に負けた事を言っているのでしょ』 『あの時にか。 僕と同じ様に勝ちたいんだな』
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