第零話

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『まあ手としては悪くはないと思いますよ』 『どうでもいいよ。 行くよ』 琢磨は木刀を振るう。 蓮は木刀で受けずに避け、蓮の木刀が振るう。 琢磨は頭を下げ避け、体を回転させて木刀を振るう。 蓮は体を引いて避け、木刀で琢磨の腹を叩き飛ばす。 『今のが本物だったら死んでいますよ?』 『うるさいな。 そんなの次から気をつけるよ』 琢磨は木刀を下に構えた。 『私にその構えいいですか?』 蓮は真横から木刀を振るう。 下に構えているには受けにくい。 それに力で払うにしろ琢磨の刀を扱う技術では難しいかも知れない。
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