第四話

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『まあ道場に泥を塗る訳にいかない』 琢磨はズンズンと歩き出した。 気にしたって始まらない。 とりあえずやろう。 やって駄目ならその時だ。 『気合いで乗り切ろう』 琢磨は腰に刀を二本さしていた。 一本はいつも通りの刀だ。 もう一本は親父のプレゼントだ。 この刀になんとか手にしっくり来る様になって来た。 真新しい刀だと少し手にしっくり来ない事もある。 だが親父は僕の手にしっくり来る案配を知っていたみたいだ。 親子ってのはそんな事までわかるのかな?
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