第四話

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『別に大丈夫だ。 盗んで得にするものはないからな』 『そうなのか。 まあこっちにも特別ないがな』 『まあそんな事より中庭に向かおう。 そこで二刀流の鍛練をつけてやる』 力は歩き出した。 鍛練は力の後を歩いた。 だってこっちの地理はまったくわからないからだ。 案内されない限りどこに何があるかがわからない。 まあ僕はあまり方向感覚はよくない。 流石に此処で迷うって事はない。 此処に来るにも迷いそうになった。 散歩コースではなかったし、口で聞いただけでは中々わからない。 人に聞いて初めてわかったぐらいだ。
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