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その部屋には2人の男がいた。
白い燕尾服を身に纏い甲斐甲斐しく朝食を藍色の髪の男性、正体はこの世界に存在する魔法の内、炎を司る王でありもう一人の男の使い魔、名はシロ。
由来は白い炎を使うから。
もう1人、まだ寝ている男。この部屋の主である、焔煉。
今日は彼の1日を追ってみよう。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
彼の朝は、遅い。
毎日親友かシロに起こされない限り余程のことがない限り起きない。
しかも低血圧。
「あふぅ……くにー」
そんな煉が変な言葉を発しながらむくりと起き上がった。
これは本当に珍しい事だ。
今日は何か起きるかもしれない。
たまたまそれを見ていたシロはそんなことを思いながら、味噌汁を作っていた。
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