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「おは…よ」
「おはよう主」
ふらふらと覚束ない足取りでテーブルに座り、大きな欠伸をする煉。
そんな姿に苦笑しながらも、先ほど作った朝食を並べるシロ。
並べる端から煉がつまみ食いをするのだが…
「はしたないからやめなさい、主」
「……ぅ」
渋々とテーブルに突っ伏す煉。
これが、ギルドの高ランク保持者『紅蓮の獅子王』なのだ。全国のファンに見せてやりたい。
「いただきます。」
「いた、ふわぁ…だきます…」
欠伸をしながらも挨拶をし、朝食を食べ始める煉。
「ごちそうさまでした。」
「お粗末様でした」
朝食を食べ終えると煉は顔を洗い歯を磨き、ここにきてようやく覚醒。
「……んっ、おはよう俺。」
鏡の自分に挨拶をし、部屋から愛剣を持ち出し庭へ
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