一発目!

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「紅蓮極め蒼となり、蒼は翠、翠は白銀となり、無限の炎を示す。」 煉の足下に魔法陣が描かれる。幾層にも円が重なり、外側から赤青緑銀金と光る。 「シロ………行くぞ!」 無言で頷くシロは姿を狼に戻し吼える。 瞬間、シロに纏う白炎は光り輝き内包する魔力が跳ね上がる。 魔法の属性、炎は魔力の密度によりその色を変える。赤から青へ、青から緑へ、緑から銀、金へ。そして、その最上位には色がない。 正確には人により色が変わるのだ。 例えば赤かもしれないし、紫かもしれない。 そして今煉が発動しようとしているのが、その炎。
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