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過去
―さらに1分後―
医者「リュウ君の言った通、体に異常はありません。しかし精神病でも、これはかなり深刻でしょう。
起きたら原因を聞いて下さい。」
ル「悪いな…手間取らせて。」
医者「いえいえ。…ところでいつもの健康診断されますか?」
ル「あぁ…頼む。」
その会話が終わるとルーフと医者は宿から出て行った。
―十分後ぐらい―
ユ「…マャ…?」
マ「ユリ!?大丈夫だった?!」
ユ「…はい…」
マ「良かったぁー……
ってか何で敬語に戻ってんの?」
ユ「やっぱり…ちょっと…」
マ「敬語も原因の一つ…だよね…?
ユリ、ちゃんと教えて?」
ユ「…えと…あの……分かりました。実は…」
ユリによると、三年前、母親が死んで、それから父親に暴力を受け続けたらしい。
一年で耐えれなくなり、施設に入った。
そして、施設からここまでやってきたと言う訳。
だからすぐ泣いたりしてしまうし、男が怒っているのはもう駄目だと言う。
後、暴力の時、父親に、性的暴行も受けたので、Hな行為等も駄目だと。
キスを見ただけで吐き気がすると。
そして施設に居ても虐められ、無理矢理キスをされたそうになったりしたと。だからお金も無いのに施設を出たと。
マ「ユヒグッ…ゥリウグッィ…ヒッッ…あたしがヒッ…まもウッ…まもたげユッ…から…」
ユ「あの…マヤさん……何言ってるか分からないです…」
マ「だからぁ…ウゥッ」
ユ「後で言って貰えれば良いですから…」
リ「あのさ…ごめん…」
ユ「私は大丈夫です。マヤさんの方が心配で…」
マ「ゆぅりぃ…まもたげヒック…」
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