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気づくと弥勒がかごめから離れていた
「弥勒……かごめに何してやがる」
犬夜叉が弥勒の襟首を掴んでいて、今にも殴りかかろうとしていた
「やめて、犬夜叉!」
かごめは犬夜叉を止めようと腕を掴む
「うるせぇ!なんで庇うんだよ」
「だって……私、弥勒様が好きだもん!」
「………!?」
犬夜叉の動きが止まった
「はっ?……何言ってんだ…冗談だろ?」
「冗談なんかじゃないわ…私は弥勒様が好き」
「…………」
犬夜叉は呆然としていた
(もうこのへんでばらしてもいいかな)
「犬夜叉、実は……」
グイッ
「へっ!?」
かごめは犬夜叉にいわゆるお姫様だっこをされていた
「ちょっ…どこ行くのよ」
「…………」
聞いても犬夜叉は無言でどこかへ走り出す
(ちょっと弥勒様、見てないで助けて!)
かごめが弥勒の方を見ると
『頑張ってください』
と笑いながら呟いていた
(そんなぁ……)
そして2人は花畑からどんどん遠ざかっていった
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