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「おまえが首をつっこむことではない! 盗賊も村人も、おまえにはまったく関係のないことだ。まったく、盗賊よりも、おまえを屋敷に閉じ込めておく方法を藤乃と練るほうが先だ! さあ、自室へ戻れ!」
良尚は、ちっと舌打ちをした。
「ちっ、とは何だ、ちっ、とは! そのようなこと、どこで覚えたのだ! ええい、許さん! 藤乃!! こやつを部屋へ閉じ込めておけ!!」
こうして、村人たちが心配したとおり、良尚の頭の上にだけ、大きな雷が落とされたのだった。
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