プロローグ
3/9
読書設定
目次
前へ
/
466ページ
次へ
赤い――。 どこを見ても、赤い。 今、自分はその“赤”に囲まれている。 家も、村も、何もかも、あっという間に、“赤”に食い尽くされてしまった。 さっきまで聞こえていた隣の家のお姉ちゃんの泣き叫ぶ声も、夕方まで一緒に遊んでいた友達の助けを呼ぶ声も、あっという間に“赤”の餌食になった。 もう、誰もいない。 何もない。
/
466ページ
最初のコメントを投稿しよう!
3096人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
280(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!