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聖龍士として覚醒した光尊と大地。残る五人の聖龍士を探す事にした二人だったが…その頃、魔界では…。
雑兵
「アス様に申し上げます!聖龍士に差し向けた魔神兵が二体ともやられました!ですが一体は従者の長老玄の命を奪ったそうです!」
アスと呼ばれた魔神は
「そうですか…分かりました。下がりなさい。」
雑兵は下がりアスは目の前にある6つの人程の卵とその奥にある巨大な卵を見て
「そろそろですね!目覚めなさい!我、同朋よ!!」
その時だった!6つの卵は全て割れ人影が現れた。アスは
「何百年ぶりですね!皆さん!分かっているとは思いますが、あの憎き聖龍士が現世に下り目覚めました。奴らがいる限りカオス様の復活はありません!一刻も早く殺すのです!奴らを集結させてはいけません!もしやとは思いますが天帝にでも復活されては面倒ですからね!」
取り敢えず二人は聖龍士を探す事を休み、出れる間は登校しておくと決めたので二人は高校に向かい歩いていた。
だがその校門をくぐった時だった。一陣の風が吹き、そこに可愛い女子高生が立ってた。その女子高生は光尊を見て
「ふ~ん!アンタが“光”でそこのゴリラが“土”なんだ!まぁ“光”は顔は合格ね!」
光尊は
「随分出てくるなり素敵な発言だが君は?俺達の属性を知ってるって事はまさか?」
女の子は
「そっのとぉ~り!!あたしの名前は美月嵐(みつきらん)!!風を操る聖龍士よん!!って事で取り敢えず光のアンタ!あたしが従うに相応しいか相手してもらうよ!出な、《シルフィー》」
そう言った瞬間、風が吹き嵐は2つの三俣のサイ(小型のレイピアのような物)を装備していた。
嵐はシルフィーを手に、正に風のように、時には疾風のように強く、時には涼風のように柔らかく、光尊を攻め光尊も防戦一方になっていた。だが突然それを見ながら攻めていた嵐が手を止めて言った。
「なんで攻めてこないのよ!アンタを見定めてんのにさ!」
光尊は
「女の子は攻めるもんじゃねぇ、守るもんだ。俺は女の子に剣振る程バカじゃねぇよ。」
それを聞いた嵐は
「ったくぅ~、とんだフェミニストね!ならこの技でアンタの力を見るわよ!《スパイラルストライバー!!(旋空疾風槍)》」
そう言って飛び上がった嵐が回転しドリルのように光尊目掛けて急降下してきた。
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