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それを見た光尊は
「さすがにちょっとだけ力を使わないとダメみたいだな。ならば《天覇一刀流 玄武亀甲陣(げんぶきっこうじん)》!!」
光尊がそう言って大蛇を自らの前で円を描いた時、光の軌跡を描き盾のようになり嵐の攻撃を止めた。嵐の攻撃は止まり
「コレを軽く止めるならアンタの力は分かったわ!やるじゃないのよ!」
光尊も
「そんなお前もな嵐!ついでにそのカワイイパンツもな!」
光尊が片目をつむるとその時、嵐のスカートが切れて下が露わになってしまって嵐は顔を赤くして座ってしまった。
嵐は
「アンタいつの間にやったのよ!!」
光尊も笑いながら
「お茶目だよ!玄武の盾は攻撃した衝撃が相手に返るんだけど下に集中しちまったみたいだな!」
だがその時、大地が光尊を殴り大地は学ランを嵐にかぶせて
「俺の学ランなら全部包めるから着てろ。」
そして光尊を睨みつけ
「今度この子にこんな事したらグランドクロスをお前に食らわすからな!」
光尊は唖然として
「大地、まさかお前?」
大地は嵐の方を向き
「俺は御堂大地、お前に惚れた!お前は俺が守る!!」
嵐も唖然としてた時だった。富嶽の蹴りが大地の脇腹を捉え富嶽は
「聖龍士が何を色恋に走ってんじゃゴルァ!!仲間が増えてんのに!」
脇腹を押さえながら大地は
「だってオヤジよ!この子がカワイイからよ~!」
富嶽が拳を出した時
「分かったよ!ならこの戦いが終わったらちゃんと告白するよ!」
光尊も嵐も唖然とした後、笑いながら集った仲間として喜んでいた。
だがその時、高校の校舎の影から光尊を見つめる者と光尊の下へ歩く修行僧の姿があった。
~嵐が仲間になり三日後~
三人が歩いている時、光尊が嵐に
「そういや嵐よ、どうやって俺らの居場所を特定出来たんだ?」
嵐は
「なぁ~んていうかな~、あたし達には呼び合う聖龍士だけのオーラがあって。そのオーラに色があってその纏うオーラの色で分かるんだ!光尊は光の白色、大地は土の茶色のオーラ、あたしは風の緑色、って」
と、嵐は話を止めて正面に目を止めた。その目の先には錫錠(しゃくじょう)を手にした修行僧のいでたちの大男がいた。
嵐が
「アイツは火の聖龍士!!赤いオーラが見えない?」
光尊は
「確かにまだ俺が安定してないからか見えづらいが赤い炎のオーラが揺らめいてるな!!」
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