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その大男は光尊の前に来るとひざまずいて
「やっとお会い出来ましたな!聖龍士の長よ!我が名は《虚空(こくう)》火を司る聖龍士にございます!!まだ我の他にも同士の足音を感じます!近く聖龍士は集います!」
…と言った時だった!魔神兵が五体降りて来た。そのリーダー格が
「我は魔神アス様の命令により貴様らを滅しに来た魔神兵ルードなり!その命アス様の命令によりいただく!!」
そういうと五体の魔神兵は構えた。光尊と大地は感じたのか大地が
「気をつけろみんな!この前俺と光尊が倒した魔神兵の何倍も強いぞこいつら!!」
嵐が
「なら大地、ちょうどいいわ!昨日話したアレ行くよ!」
大地は
「アレか?マジでそんな事俺に出来るのか?」
そんな大地に嵐は
「アンタじゃないと出来ないの!アンタの力を信じてるんだよ大地!!」
その言葉で気合いを入れた大地を見て光尊は
「…嵐、大地の操り方完全にマスターしてるな。」
その瞬間嵐と大地はオーラを溜めて開放と同時に
「《融合奥義!龍波空転移(りゅうはくうてんい)》!!」
そう叫んだ瞬間五体の魔神兵と光尊達は光に包まれ全く人気の無い空間にいた。驚く光尊と自分がやったのかと感じる大地に嵐は
「これが聖龍士が二人揃った時に出来る融合奥義よ!!完全に何もない空間だから大丈夫よ!暴れていいわよ!!」
その時虚空が出て
「我が力を見ていただきます。我が武具と共に!!」
そう言って錫錠に炎を纏わせ回転させた。
虚空が火倶鎚を回転させてゆくと火倶鎚から火の蛇が出て虚空を覆い始め虚空は言った。
「これが我が龍神気の炎を使った攻防一体の陣入ってこようものなら焼かれる覚悟がいようぞ!」
確かに虚空を完全に覆う炎から出る幾多の炎蛇はまさに鳳仙花が烈火のように咲くようであった。そして入ろうと試みる魔神兵は全て弾き飛ばされていた。それを見ていたルードは業を煮やしたか
「てめぇらそれでもアス様直属の五鬼神か!?ならば最後の命を使ってアレを使いてアス様にあいつらの命を捧げるぞ!」
そうルードが言うと魔神兵は瀕死の体の最後の力を振り絞って印を結びルードが頂点になり五点星を逆に描いた。ルードは
「行くぞ、全ての五大元素を逆に暴走させ全てを消し飛ばす《五滅暗陣(ごめつあんじん)!!》」
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