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聖龍士達も後3人となり嵐と虚空も大地の家で泊まることになった。それを見てた光尊と大地は
「お前の親父さんこうなる事を見越してジムにしてたのかもな!そうすればお前も鍛えられるしな!」
大地も
「確かにあの親父ならあるな!」
二人は笑いながら光尊も住むことにしていた。そして次の日、光尊は部活も終わり一人で大地のジムに向かう時だった。光尊は立ち止まり後ろに向かって言った。
「おい、そこのかくれんぼの非常に下手な奴出てきな!また魔族か?」
だが光尊の声に呼ばれて出てきたのは同じ剣道部でナンバー2の《壬生滅暗(みぶめつあん)》だった。
光尊は
「よぉ~!滅!どうした?何か忘れたか!?」
滅暗は
「あぁ、アンタの“首”って言う名の忘れ物をな!光尊!!」
そう言った瞬間、滅暗は手に二本の小太刀を持ち光尊を斬りつけた!光尊は宙に舞ってその斬撃を逃れたが光尊の後ろの壁が豆腐のように斬れていた。光尊は驚き
「何やってんだ滅ぅ!お前がその気なら俺もマジにならざるを得ないんだぞ!」
そう言って光尊が大蛇を手にすると滅暗は
「ほぅ、それが光尊の武器、大蛇か?だがまだ武器との“対話”が出来てないな。まだ心が出来てないようだな?なぁ《闇光牙(やみこうが)》。」
そう小太刀に滅暗が話かけた時だった、なんと小太刀から声が聞こえた!
「そうだな滅暗、あの程度ならわざわざ俺の力を使わずにやれるな!」
光尊は
「んだと滅ぅ!テメェ剣道部でエースだった俺に勝てると思ってんかよ!!」
滅暗は
「勝てるさ!この《闇光牙》に《兵(ひょう)》の玉を合わせたこの俺ならな!」
光尊は
「何!?《兵》の玉だと?滅暗お前は一体何者なんだ?」
滅暗は
「もう分かってんだろ?お前と同じ聖龍士だよ!《闇》を司るな!だが今の俺は心の玉も得た!だからこそ今、聖龍士の頭には俺がふさわしいんだよ!食らうがいい!《月牙刃滅交差(げつがじんめつこうさ)!!》」
そう言って滅暗は十字に黒い真空刃を光尊に飛ばした。
だが光尊も
「なめるんじゃねぇ!天覇一刀流 奥義!!」
光尊が大蛇を回すとその軌跡が光の壁になり滅暗の攻撃を防いだ。
だが滅暗も
「たいした防御だな!だが亀の甲羅は切れ目に弱い!」
そう言って今度は光の普通ならば見えない隙間をぬって黒い刃を出し光尊を斬りつけた。片膝をついた光尊の下に滅暗は近づき一言言った。
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