第3話「更なる真の目覚め」

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「終わりだな光尊!!」 滅暗は闇光牙に龍神気を込め、漆黒の刃にすると円を軌跡により描き 「我が漆黒の闇により彼の者の動きを捕らえたまへ《闇球体(あんきゅうたい)》」 その漆黒の球体は光尊を完全に包み込み空に座した。それを見た滅暗は膝をつき息を切らした。すると闇光牙が 「いくら光尊の為とはいえ龍神気を使いすぎだ!お前が倒れるぞ!!」 滅暗は 「大丈夫だ、これくらいで倒れる訳にはいかないからな!」 その時、大地達が駆けつけ… 「光尊の龍神気が途切れたのはこの辺りのはずだが、何でお前がいるんだ滅暗!どういう事か説明しやがれ!事と次第によっちゃあ、ただじゃおかねぇからな!」 滅暗は 「俺は闇を司る聖龍士だ。そして今、光尊は俺の作った闇球体の中にいる。アレは外からの攻撃では破壊されない。中から俺の龍神気を上回る力で攻撃しなければ破壊されない。しかもあの中では徐々に酸素も無くなってゆく。もって後30分だな。」 大地は 「テメェ!一体どういうつもりなんだよ!?光尊を殺す気か!!」 だがその時、大地は剣を握りしめてた滅暗の手から血が流れてるのに気づいた。 「俺がマジに頭になりたくて光尊を殺すと思うかバカ野郎!だがな、魔神兵、魔神、絶対神を倒すには心の玉を目覚めさせて完全に奴らを消すしかないんだよ!その為には光尊に目覚めてもらうしかないんだよ!だがな、あの闇球体は俺の今持てるありったけの龍神気を入れたからかなり破るのは苦戦するがな!」 確かに滅暗の言う通り、光尊は闇球体の中で苦戦をしていた。 「くっそ~!何でこんな壁が破れないんだよ!なら《奥義!天覇龍王斬!!》」 だが一瞬、斬撃の痕は出るがすぐに埋まっていった。 光尊は 「何でなんだよ~!っていうか何で滅に心の玉があって俺らには無いんだ?兵の玉って言ってたな。武器との対話とも言ってたな。この中の酸素はもってあと10分か!少し対話してみるか。」 そう言って光尊は大蛇を目の前に置き座禅を組んだ。そして自らの心と何故、聖龍士が存在するかを考えた。8分くらいした頃、大蛇の刃と柄の切れ目にある丸い窪みから光が出て光尊の額に当たった。その時光尊の頭に声が響いた。 「我が主よ!我が名は大蛇!最強の剣なり!主よ、自らの心に目覚めよ!そなたの心とは《仁(じん)》!!全てに秀でたその大いなる心を持ちで目覚めるのだ!!」
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