第3話「更なる真の目覚め」

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だがその時、光尊も立ち上がったが息を切らし膝をついた。 光尊は息を切らしながらも立ち上がり 「ちっ!かなり酸素がヤバくなってきやがったな!体が悲鳴あげてら。…全てに秀でたか。」 光尊は大蛇に向かって 「大蛇、俺は全てに秀でたとか世界を守るとか聖龍士の意志とか偉そうな事は言わねぇ!ただな、俺を信じて集まってくれた奴ら、俺を信じて体を張ってくれる奴ら、俺を信じて命を懸けて俺を守り俺に世界に笑顔の花を咲かせてくれと言ってくれた奴!そんな奴らだけは絶対に裏切りたくない!だから俺は俺自身の意志でやる!」 そう言った時、大蛇の玉がハマる所になんと《仁(じん)》と書かれた宝玉が現れた! 大蛇は 「主よ!それでいいのだ。大切なのは形ではない。そなたの行く道こそが仁の道となるのだ!さぁ今こそ我を使い全てを導くのだ!」 光尊は大蛇を手にして 「ほんじゃ一発言うなら、真・大蛇(しんおろち)でアレをかましてみるか!行くぜ!《真・朱雀(しんすざく)》!!」 闇球体の外で大地達は 「オイ、そろそろ光尊ヤバいんじゃねぇか!?なんか手はないのかよ?」 滅暗も 「やはり急すぎたか?」 だがその時だった。闇球体の中全体に鳳凰が羽ばたき闇球体が壊れ光尊が出てきて言った。 「お前らも感じたか?朱雀の息吹きを。」 大地と嵐は光尊に抱きつき嵐が… 「バカ光尊!!死んだかと思ったじゃないかよ!」 大地も 「ギリギリじゃねぇかボケ!修業が足りてねぇんだよ!玄爺に張り倒されるぞ!」 虚空は 「我は信じてましたぞ。」 光尊は笑いながら立ち上がり滅暗の所へ歩いた。 「滅、ありがとうな!お前があえて悪役を買ってくれなかったら俺は目覚めなかったろうな!」 滅暗は 「気付いてたのか?」 光尊は 「当たり前だ!言葉と裏腹に殺気がこもって無いんだよ!だがな、これから共に頼むぞ!闇の聖龍士、滅暗!」 そう言って光尊は手を差し出し滅暗も握手をしようとした時、光尊は手を引き滅暗の頭を殴った。滅暗は頭を押さえ 「テメェ何すんだよ~!」 光尊は 「それは俺の台詞だ!芝居だってあんだけ斬られたら痛いんだよ!お返しだ!」 滅暗も 「そうしないとお前が目覚めなかったろうが!ボケ!」 そう言って二人は殴り合いを始め大地は笑いながら 「始まった!剣道部名物、光尊と滅暗のど突き合い!」 だがその時だった。巨大な人影が降りて来る…と言うより急速で落ちて来た。
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