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~辰巳高校~
木刀を肩に背負った一人の学生が歩いている。友達なのか…?ヤンキー顔の(二人ともどう見てもヤンキー顔である。)学生が声をかけてきた。
「おう!光尊(ひかる)これから部活か?」
「よう、大地!!まぁな、これからやってくらぁ!」
大地と呼ばれた学生は…
「俺の名前は観堂大地(みどうだいち)んで、あっちにいるヤンキーが龍牙光尊(りゅうがひかる)まぁ俺の幼なじみであり一応この話の主人公らしぜ!」
光尊は
「誰に説明してんだ?早く行かないとお前もコーチに殴られるぞ。」
大地が
「やべぇ!今日遅刻したら人間サンドバックの刑に先輩からされるんだった!」
光尊も
「俺も巻き藁の刑なんだよ!ったくお互い剣道部とボクシング部のエースなのにひでぇ扱いだな!」
大地が
「バカ!お前ん家の爺さんが勉強などしなくて良いが部活はしっかりやって道場の後継ぎになれなんて言うから、うちの糞親父も“なら、うちの馬鹿息子も部活だけはやれ”なんて言うんだよ!」
そう言いながらお互いの部室に二人は走っていった。これから待ち受ける過酷な運命を知らずに。
そして帰宅途中、二人は…
光尊は
「なんで俺だけ特別メニューで練習が3倍なんだよ~!死ぬぞ!!」
大地も
「お前もか!俺もシャドーを10ラウンド増やされて腕が上がらねー!」
二人は声を揃えて
「エースなんか辞めてやるぅ~!!」
その時!ヨレヨレの格好の謎の男が二人の前に現れ二人が誰と思ってるのを尻目に…
「ついに見つけたぞ。“龍を継ぐ者”今なら殺せる!」
そう言うと謎の男の服が破け人間とはもはや思えぬ異形な身体になった!!
その異形な身体になった謎の男を見て光尊は
「大地!どうしたぁ?そんな変な顔になっちまって!元から変だったがよぉ!」
大地は光尊を殴りつけ
「誰が俺だ!?あんなにゴリラか!?殴るぞ!」
光尊は頬を押さえながら
「既に殴ってんじゃねぇかよゴリラ!!待てよ、ありゃ人間じゃねぇよな、化け物だ!化け物なら思いっ切りやっていいんだよな?」
大地もニヤリとして
「そりゃそうだな!なら、殺ってよし!!」
光尊は木刀を構え…
「ブラジャー!!(笑)」
と言って構えをとった。
大地は
「オッ!久々に見るな?天覇一刀流の構え!!しかもその木刀を使うのも久しぶりだよな!」
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