第4話「~修行~それぞれの新たな目覚め!」

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交差させたシルフィーに風が集約された時だった。闇の巨人が嵐に襲いかかったがシルフィーの窪みにも“信(しん)”の心が発現して光り、嵐は 「いっくよ~!《サイクロンバズーカ(暴風大砲)》!!」 その時交差させた箇所から凄まじい竜巻が出て巨人を直撃した。 滅暗は 「よくやったな嵐!だがただの竜巻では俺の巨人は倒れな…ン?」 嵐は 「甘いのはアンタよ滅!!あたしのサイクロンバズーカは確かに竜巻だけど中には風が溜まった風魂(かぜだま)なのよ!」 その時サイクロンバズーカが巨人を貫いて闇球体の壁を破壊した。そして中から出てきた滅暗と嵐は構えて… 「なら嵐!次は剣技だ!進化したお前を俺に見せてみろ!」 「覚悟しなよ滅!さっきのお返し行くからね!出な《風牙(ふうが)》!!」 その時信の玉が光りシルフィーの先から風が集約した爪が伸びた!そして滅暗とぶつかり合った。互角なぶつかり合いと思った瞬間だった!何と嵐の風牙は滅暗の闇光牙を通り抜け滅暗に傷を負わせた。 嵐は 「いかが?風は固体じゃないが故にあたしの意志でコントロール出来るのよ!まだやる?」 滅暗は 「いや、さすがに勘弁してくれ!万が一を想定して闇の胸当てを装着しておいて正解だったぜ!」 嵐は 「ハァ?何よその胸当てって!装具なんて話聞いてないわよ!」 滅暗は 「まぁ怒るな、真の力に目覚めた者にはその者に適した装具が装着されるんだよ!俺は胸当てだが嵐は身軽さを生かす軽装かもな!」 嵐は 「ふぅ~ん!なんとなく納得!じゃあ修行しないとね!」 光尊が出て来て 「嵐らしいな?随分と派手な目覚め方で!嵐を誉めるか?Sな滅を誉めるか?」 その時、嵐が風牙を飛ばし、滅暗が月牙を光尊に向かって放った。 光尊は焦って… 「ちょっとしたお茶目な言い方じゃね~かよ!ユーモアが通じないな~!」 だが次の瞬間真面目な顔になり… 「嵐も滅もよく頑張った!そしたら各々で自分の力をどのように最大限に引き出せるか考えて修行するぞ!取り敢えず一週間だ!その後は組み手をしながら力を引き出して行くぞ!!」 その光尊の掛け声で三人は各々で修行を始めた。
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