第4話「~修行~それぞれの新たな目覚め!」

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その臨然(りんぜん)として立ち上がった大地の姿を見た虚空は 「あと2、3日はかかると思ったが…やるな!だがそれでないとな!面白くない!集え鎖羅慢怒琉!!」 そう言うと鎖羅慢怒琉達は次々に集い巨大な火蜥蜴になった! そして虚空は 「よくぞ覚醒したな大地!だがこれが最後の覚醒の試練だ!この鎖羅慢怒琉の真の姿(サラマンダー)を倒せ!そうすればお前は完全に覚醒だ!」 そう言って虚空はサラマンダーを大地に向かって放った! 大地は 「望むところだ!誰にも絶対に負けないからな!集え大地!そして眼前の敵を砕く牙になれ!」 大地の言葉と共に土や岩が大地の目の前で固まりその塊は突然弾けて中から巨大なダイヤの塊が出て来た。 「行くぜ、《金剛槍波(こんごうそうは)》!!」 サラマンダーと金剛槍波は激しくぶつかり合いそしてお互いに砕け散った。そして虚空は大地に近づき… 「合格だ!拙僧のサラマンダーと覚醒したてのお前が互角に戦うとはな!強くなったな!」 大地は 「何言ってやがんだよ!修行はこれからだぜ!準備体操は終わったしな!なぁ我威亜?」 我威亜から笑い声で 「何を言ってるのですか。さっきまでどうするか泣き声だった方のセリフではないですね?」 大地は 「バッ、バッカ野郎そんな事…嵐の前で絶対に言うなよ!?」 虚空は笑いながらも真顔で 「さてと、冗談はおいて明日から修行に入るぞ!」 大地も 「おう!気合い入れんぜ!!」 ~そして次の日~ 大地と虚空は二俣になってる大滝の前にいた。大地は 「虚空、まさかとは思うが…この滝を?」 虚空は頷き 「ご名答だ!拙僧はこの滝を我が炎で全て蒸発させる!お前はこの滝を全て逆流させろ!」 大地は 「マジかよ!?ってかやるしかないんだよな!!来い我威亜!!」 大地は我威亜を装着し、とりあえずは拳圧を使って逆流させてみようとしたが見事に跳ね返された。 虚空は 「力だけでは無理だぞ!龍神気と我威亜の気を融合させるんだ!拙僧も修行に入るから修行してるがよい!」 だが大地にはまだわからないのか、滝を殴っていた。だが跳ね返られて気づいたのか、取り敢えず大地は滝に禅を組み精神を落ち着かせ我威亜と対話を始めた。 「なぁ、我威亜。お前と更なる力って言うけど、どうやって出せるんだ?やっぱり心の力か?」
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