第4話「~修行~それぞれの新たな目覚め!」

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すると我威亜の臨の玉が光り 「心の力は確かに必要ですね。でもそれだけでは私の力は出ないのです。いかに自らの龍神気と私達の心の力を融合させるのかにかかるのです!昨日目覚めたきっかけを考えてすぐに結果を出すのでなく少し自らの心と向き合って精神を鍛えてみるのもいいでしょう。」 大地は頷き 「分かった。だだ攻撃するだけではいけないんだな!よく考えてみる。」 そう言って禅を二週間程ひたすら組んでみた。最初は全然精神が落ち着いてなかったが今では虚空が見ても驚嘆するくらい自然に溶け込んでいて完全に気配を絶てていた。 それを見た虚空は 「よくそこまで成長したな大地!!ならばその力をどこまで引き出したか見せてもらうぞ!《昇炎華(しょうえんか)!!》」 そう言って下から上へ手を上げると大地の禅を組んだ所からなんと炎が吹き出した! 虚空は 「さぁ、この程度で終わりか大地!?お前の新たな力を拙僧に見せてみろ!」 そう言った時だった!昇炎華が登っている頂点から… 「《金剛爆斧(こんごうばくふ)!!》」 その声と共に大地が岩で出来た斧を片手に昇炎華を切り裂きながら降りてきた。 虚空は 「ならばこの虚空最大奥義(大蛇砲一砲(おろちほういっぽう)!!)」 何と虚空は8つの火の玉を出し 「この四方八方から出る炎龍を捌いてみろ!」 その時、義の玉から 「オイ相棒!アイツの力を試すとは言え、これを出すなんてやり過ぎだぞ!」 虚空は 「大丈夫です。出力もかなり抑えてるし、まだ最終体型にはしませんから。ゆくぞ大地!!」 そう言うと玉から炎龍が四方八方から出て、大地を直撃したかと思われた。だが大地が腕を交差させ防御体勢をとった時、四方からダイヤの盾が地面から出て大地を守った。 大地は 「《金剛結界陣(こんごうけっかいじん)!!》前もって張っておく事により大半の攻撃は自動的に盾が防いでくれる優れものよ!んで虚空、もう試験は終わりか?」 虚空はフッと笑い 「いや、あと化学と物理と数学のペーパー試験があるな(笑)」 大地は顔が青くなり 「どんなに強くなってもそれだけは勘弁してくれ~!!頼む~!!」 虚空は 「お前らしいオチだな!だがよくやったな!これでみんなの下へ戻れるな!」 大地も頷き 「あぁ!後はアイツらの修行だな!」 そう言って二人は空を見た。
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