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光尊も
「あぁ!最近は喧嘩も歯ごたえねぇしよ!久しぶりに全開出来そうだしな!見た目からしてヤバいみたいだし!行くぜ!!!」
そう言った刹那、光尊は体を低くした体勢で敵の足元を払い倒れる相手の顎に腕をも使い木刀でカチ上げた!!
「天覇一刀流翔刃斬(しょうはざん)!!コイツで割れねぇ顎はねぇ!!」
確かに光尊の木刀は確実に相手の顎を捕らえたが…何と!立ち上がってきた。光尊は驚き…
「マジかよ!?かなり全開でやったんだぞ!ちょっとヤベェな?」
大地も
「野郎マジかよ!光尊のアレ食らって立てるのかよ?!」
その時、化け物の手の爪が集結して剣へと変化し、光尊は攻撃をくらい弾き飛ばされた。
光尊は
「つぅ~!何てパワーだよ!一撃で力をかなり削がれた気分だぜ!」
その時だった。一人の老人が走って来て、飛び跳ねた瞬間、大剣を出し…
「天覇一刀流旋刃兜割り!!(せんはかぶとわり)」
何と!光尊でも太刀打ち出来なかった化け物の身体に老人の剣は入り、化け物を倒したのだ!!
光尊と大地は
「ジジィ!何やってんだよ!」
老人は
「きゃつらめ!思いのほか早く目覚めて光尊に気付いたな!だが光尊だけは殺させる訳にはいかぬ!光尊、大地、早く覚醒するんじゃ…聖龍士として!」
二人は唖然として
「…ジジィついに始まったか。」
老人は
「バカ者!!お前達……いや、あなた方は聖龍士!龍の力を継ぎし者達なのですぞ!そして目の前にいる者は魔族の者!覚醒する前にあなた方を始末するつもりなのですぞ!!覚醒し龍神気をその大蛇に込めて魔族の命を絶つのです!魔族は聖龍士の力でしか倒せないのです!」
光尊は
「でもジジィ今倒しちまったじゃん!」
老人は
「今のは時間稼ぎにしかなりません!さぁ早く!」
その時だった。魔族が立ち上がって剣を老人に向け腹部を貫いた。
その剣が貫いた瞬間二人は
「ジジィ!!」
叫び近寄ったとき光尊に老人は…
「バカ者!!ワシに構う暇があるなら立ち上がって剣をとり目覚めて戦え!それがお前達の使命じゃ!!」
その時だった。ユラリと光尊が立ち上がり瞑った目を見開き…
「テメェ何やってんじゃゴルァ!!」
叫んだ時だった。光尊の両目に龍が宿った!
老人は歓喜に
「おぉ!それこそ聖龍士の証!!命を懸けたものなり!」
その光尊を見た魔族が怖れを隠すように襲いかかったが光尊はかわすことなく剣を掴み殴り飛ばした。
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