第六話 買い物と彼女

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……ってわけで軽く時間が経ったわけだ。 俺もかなりの服を見させてもらった。まぁすぐに飽きちまったけどな。 だからさっきも言ったとおりベンチに座ってたわけなんだな。 そして彼女はというと……はははは…。 まだ見ているらしい。なんていうかもう…目が輝きに輝いている。 でもまぁいつも通りスローペースだけどな。 さて、そろそろ切り上げるか。なにより…ベンチですることがなさすぎる。 てかそろそろネトゲギャルゲetc..でもしたいんですけど~。 「棗~、マジでそろそろ決まったか~?」 「………もー少しー…」 俺の顔を見ずに言われた~。服に集中してて、俺、構ってくれなかった。 …しょうがない。俺も彼女には頭があがらない。まぁどちらかというと…あげたくない。 「あとちょっとな?」 「……………うん…」 ふう……本当全く…こういうところのベンチって凄く硬いんだぞ…はぁ…。 ………あ、え?…なんか俺、凄い重要なこと忘れてるよね? 今二人の親密度UP的なフラグ的なやつがあったよね? 聞き間違いじゃなければ返事をしてくれたような気がしたよな……。 はぁ…三日目にして、やっと二人の関係親密度UPか? ……とりあえず今の気分ならもう少し待ってられるな。 早いとこベンチ行こう。  
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