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席に戻ると、彼女が俺にでもはっきりと分かるくらいの笑顔?であんみつを食している。
一口一口を丁寧に味わってるのが見ているだけで分かる。
こちらも見ているだけで笑みがこぼれてくるぜ。
さて、見ているだけじゃ小腹は膨れない。俺にもフレンチトーストがあるんだ。
俺がフレンチトーストに手を延ばす…前に、まずは彼女にジュースを渡そう。
さて、どんな反応をするか、だな。
気に入ってくれればこちらとしても嬉しいんだけど……。
「ほぃ。棗のな」
「…………………?」
あんみつを食べ進めるのをいったん止め、こちらに疑問の顔を向ける彼女。
とりあえずジュースを渡す。
彼女がそれを受け取ると、小さく口をつける。
まぁここまではだいたいいいとしよう。
カルピスオレンジは俺のお気に入りだもん。今までまずいなんて言った奴は誰もいないし。
彼女は再びこちらを向き、小さく微かに頷いた。
いい…という評価で受け取っていいんだよな?
てか勝手にそうさせて頂くよ。
まぁいいか。
これで俺も心おきなく甘ぁいフレトーが食べれるというわけだな。
甘いものは脳にいいんだよ。これ食ったら、更に棗についての妄想が出来るってわけだ。
あへあへあへ……♪
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