第六話 買い物と彼女

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さて、暇だ暇だを連呼しているうちに自宅着いちまってるぜ、おい。 さすが俺の小説クオリティ。 自転車を物置の近くに放置し、玄関の鍵をあけて中に入る。 ちなみに棗は足が覚束ない。 彼女の中で必死に睡魔と闘ってるんだろう。 ほんと……俺をのほほんとさせてくれる。 可愛らしいものだ。もう萌えるなんてもんじゃないね、萌え死にしそうだよ、全く。 さて、彼女は、リビングに入った途端、ぶっ倒れた。ぎりぎり頭をテーブルの角に当たらなかったし。間一髪だったし。 俺も…実は若干眠いのだが、先に風呂いってこよう。そうすりゃ眠気も醒めるってもんだ。 まぁとりあえずは彼女を放置し、買ってきた服やその他諸々もリビングの隅に寄せ、風呂場へと向かった。 そういえば…俺今日風呂ためてねぇな。 シャワーだけってのもなんか勿体ないし…ためるか。 ちょっとの時間ためればいいんだもんな。 というわけで俺は、なんかいろいろと風呂の準備をし、いったんリビングへと戻った。 そういえば寝間着を風呂場に持ってくの忘れてたし。 やっぱあれだな。疲れてるんだ、頭も体も。 明日も学校だってのにな~……。 さて、数分後だ。 これでもう風呂の準備は調ったはずだ。 今、ちょっとでも気を抜けば夢の世界にトリップしそうなぐらいになっている。 これは早いとこ入らねば。 てなわけで、こっから先はプライベートなもので。  
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