第六話 買い物と彼女

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……さすが、日本はヲタク大国と呼ばれるだけあって、毎回思うんだが、絵のクオリティ半端ないよな。 なんかもう、凄いを通り越して、感動的だよな。 見てて飽きないもん。 ………さて、夜のひと時をアニメで過ごした俺なのだが、……PCをしていないことに気付いた。 今日俺、レスってないじゃん、掲示板行ってないじゃん、ネトゲしてないじゃん。 これは一大事だ。こう一度思ってしまうと無性に起動したくなるのは俺だけだろうか。 棗は……このまま放置しちゃってもいいよな。 …起きたら彼女がどうするかは分からないけど。 俺の部屋に来てくれればありがたいものだ。 ……なーんて思った矢先だ。今頭に電波が走った。 今なら俺、未来が見える気がする。 ほら、ないか?頭にいきなりビビッてきて、それがなんか当たっちゃうってやつ。虫の知らせって言うんだっけ? まぁそういうのがきた。 ……あ、でも虫の知らせとか考えてたら……ど忘れした。 ………勿体ない。気分だけでも超能力者になれたのに。まっがーれ↓って言えたのに。 ……さて、こんなことを考えてる暇はない。 俺にはネトゲという世界で、俺の友達が、仲間が待っているんだ。 ……リア友?誰だっけそれ~。 自分の部屋に行くわけだが、……なーんか棗を放置しちゃいけない感じなんだよな~……。 今のうちに念じとくか。  起きたら俺の部屋にまっがーれ↓ うん、多分これで充分だよな。 もともと念じたって彼女には伝わんないしー。 …以心伝心?なにそれ食えんの? ……最近俺、このネタばっかりだな…。  
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