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リビングには俺の想像を裏切らない、予想通りに頭を押さえ、微妙に涙目を浮かべる彼女。
ええ、これに萌えない方がいらっしゃったら僕はその方にに105円寄贈します。
「…起きたみたいだな。そろそろ覚えような?」
「……………こくっ…」
うはっ、やば、超萌えるんですけどみたいな!?
涙目+猫耳+小さな頷き…これ神じゃね!?
ちょ、やばいんじゃね?マジ今俺、心の中のビデオカメラで録画しちゃいましたみたいな的な!?
……おっと、失礼。
……やっぱいいか。
「え、え~と、お風呂行ってきなよ」
きょどるな、俺。萌えたことを表に出さないのが本物の紳士だ。
「…………こくっ…」
うっはっ、やっぱ無理でした!ごめんなさい、大丈夫、襲いはしないから!これはマジですから!
彼女頭を押さえながら立ち上がり風呂場へと向か……おっと、下着下着。
調度よく彼女も立ち止まってくれてるし。
「……棗、下着下着。風呂場にもってけ!セーラー服な感じ」
意味わかんねぇ。自分で言ってそう思った。
まぁ自分が壊れてきたなんてのはどうでもいい。
俺は隅に寄せてあった紙袋から水色の下着(上下)を渡した。
彼女はそれを受け取ると、また歩き出した。
………やっぱうっは、超萌えちゃうんですけ…おっと。
やっぱなんか俺らしくないよな自重自重っと…。
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