第六話 買い物と彼女

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リビングには俺の想像を裏切らない、予想通りに頭を押さえ、微妙に涙目を浮かべる彼女。 ええ、これに萌えない方がいらっしゃったら僕はその方にに105円寄贈します。 「…起きたみたいだな。そろそろ覚えような?」 「……………こくっ…」 うはっ、やば、超萌えるんですけどみたいな!? 涙目+猫耳+小さな頷き…これ神じゃね!? ちょ、やばいんじゃね?マジ今俺、心の中のビデオカメラで録画しちゃいましたみたいな的な!? ……おっと、失礼。 ……やっぱいいか。 「え、え~と、お風呂行ってきなよ」 きょどるな、俺。萌えたことを表に出さないのが本物の紳士だ。 「…………こくっ…」 うっはっ、やっぱ無理でした!ごめんなさい、大丈夫、襲いはしないから!これはマジですから! 彼女頭を押さえながら立ち上がり風呂場へと向か……おっと、下着下着。 調度よく彼女も立ち止まってくれてるし。 「……棗、下着下着。風呂場にもってけ!セーラー服な感じ」 意味わかんねぇ。自分で言ってそう思った。 まぁ自分が壊れてきたなんてのはどうでもいい。 俺は隅に寄せてあった紙袋から水色の下着(上下)を渡した。 彼女はそれを受け取ると、また歩き出した。 ………やっぱうっは、超萌えちゃうんですけ…おっと。 やっぱなんか俺らしくないよな自重自重っと…。  
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