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さて、彼女が風呂に向かって数分が経った。
まぁ俺は彼女の可愛さの余韻に浸っているわけなのだが……。
まぁそこには突っ込まないでくれ。俺だって普通に男の子だ。
完璧に二次元に生きる人間じゃない。
といっても棗は二次元なのか三次元なのかよく分からないけど。
でもまぁ立体だ、三次元だよな。
まぁそんなことはどうでもいい。PCもう一回つけるのも面倒だしな…とりあえず寝る準備でもしとくか。
歯~磨いたり~、布団整えたり~、らじば(ry
………すまん。
さて、全ての支度をし終えたとしても、棗が戻ってくる様子はない。
何故女の子は風呂が長いのだろうか。
てかこんなこと前にも言ったな。
普段なら暇なときは寝ているのだが、先に俺が寝てしまったらどうなるのか分からないからな。
しかも…あんまり眠くないしな、畜生め。
早く上がんないかな~。
早く上がんないかな…。
早く…あがん…ないか…な……。
………む……。
誰だ、俺の睡眠を邪魔するのは。
ぐっすりと寝てたのにさ~、
こう意識が回復しても、そう簡単には身体は働かない。
金縛り?いいえ、違います。…動きたくないだけです。
力を振り絞ってテーブルに突っ伏していた首を曲げ、横を見る。
誰がいたと思う?……幽霊?いいえ、違います。髪の濡れた猫耳少女さんです。
………あ、いっけね、忘れてた。
すまん、棗よ。
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