第六話 買い物と彼女

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さて、彼女が風呂に向かって数分が経った。 まぁ俺は彼女の可愛さの余韻に浸っているわけなのだが……。 まぁそこには突っ込まないでくれ。俺だって普通に男の子だ。 完璧に二次元に生きる人間じゃない。 といっても棗は二次元なのか三次元なのかよく分からないけど。 でもまぁ立体だ、三次元だよな。 まぁそんなことはどうでもいい。PCもう一回つけるのも面倒だしな…とりあえず寝る準備でもしとくか。 歯~磨いたり~、布団整えたり~、らじば(ry ………すまん。 さて、全ての支度をし終えたとしても、棗が戻ってくる様子はない。 何故女の子は風呂が長いのだろうか。 てかこんなこと前にも言ったな。 普段なら暇なときは寝ているのだが、先に俺が寝てしまったらどうなるのか分からないからな。 しかも…あんまり眠くないしな、畜生め。 早く上がんないかな~。 早く上がんないかな…。 早く…あがん…ないか…な……。 ………む……。 誰だ、俺の睡眠を邪魔するのは。 ぐっすりと寝てたのにさ~、 こう意識が回復しても、そう簡単には身体は働かない。 金縛り?いいえ、違います。…動きたくないだけです。 力を振り絞ってテーブルに突っ伏していた首を曲げ、横を見る。 誰がいたと思う?……幽霊?いいえ、違います。髪の濡れた猫耳少女さんです。 ………あ、いっけね、忘れてた。 すまん、棗よ。  
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