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棗は俺が起きたことを確認すると、すぐさま、俺の服の袖へとのびていた手を引っ込めた。
………?なんだ?何故に手を引っ込める?
ま、そんなことはひとまず置いておき、とりあえずは起こしてくれたことに感謝だ。
「……べ、別に寝てなんかないんだからね、勘違いしないでよね!」
「…………………?」
俺が棒読みでツンデレ表現をしてみたところ、彼女は完全スルー。……非常にボケた側としては悲しいです、はい。
そんなことよりも…だ。
寝ましょ、うん。もちのこと布団で。
「棗、寝る支度してきな。歯~磨いたりとか髪の毛乾かしたりとか」
「……………こくっ…」
彼女は小さく頷き、立ち上がって洗面所へと向かったらしい。
それにしても…基本彼女は疑問の顔と頷くだけしかしないよな。
……でもまぁ言葉とかは理解してるだろうから大丈夫だろう。
これは俺が考える議題じゃない。彼女自身の問題だし。
まぁこんなことを考えながら数分間ぼーっとしてたわけだ。
さて、数分が経ち、彼女が戻ってきたところを見計らい、俺のヲタルームへと向かった。
彼女の布団もさっき準備しておいたからな。
そっこー寝られるぜ。
さて、布団に入る直前だ。彼女はもう眠りにつこうとしている。
だから俺も今すぐ眠りたいところなのだが…日記書いてから寝るとするか。
これを毎日の日課にするって心の中で決めたもん。
まぁとりあえず……皆様、お休みなさいでございます。
また明日お会いしましょう。
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