第六話 買い物と彼女

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棗は俺が起きたことを確認すると、すぐさま、俺の服の袖へとのびていた手を引っ込めた。 ………?なんだ?何故に手を引っ込める? ま、そんなことはひとまず置いておき、とりあえずは起こしてくれたことに感謝だ。 「……べ、別に寝てなんかないんだからね、勘違いしないでよね!」 「…………………?」 俺が棒読みでツンデレ表現をしてみたところ、彼女は完全スルー。……非常にボケた側としては悲しいです、はい。 そんなことよりも…だ。 寝ましょ、うん。もちのこと布団で。 「棗、寝る支度してきな。歯~磨いたりとか髪の毛乾かしたりとか」 「……………こくっ…」 彼女は小さく頷き、立ち上がって洗面所へと向かったらしい。 それにしても…基本彼女は疑問の顔と頷くだけしかしないよな。 ……でもまぁ言葉とかは理解してるだろうから大丈夫だろう。 これは俺が考える議題じゃない。彼女自身の問題だし。 まぁこんなことを考えながら数分間ぼーっとしてたわけだ。 さて、数分が経ち、彼女が戻ってきたところを見計らい、俺のヲタルームへと向かった。 彼女の布団もさっき準備しておいたからな。 そっこー寝られるぜ。 さて、布団に入る直前だ。彼女はもう眠りにつこうとしている。 だから俺も今すぐ眠りたいところなのだが…日記書いてから寝るとするか。 これを毎日の日課にするって心の中で決めたもん。 まぁとりあえず……皆様、お休みなさいでございます。 また明日お会いしましょう。  
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