第七話 生徒会と俺

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まぁ階段を降りてきて、ついでにかばんをしょって…ついでじゃないか。 まぁとにかく玄関を出て、今、家の前の道に立っているわけだ。 あ、曲がり角フラグ……よく考えたら学校までの道…曲がり角と言える程の曲がり角ねぇし。 若干緩やかに曲がる一本道的な感じだし。 何俺フラグ期待してんだろうな。馬鹿みてぇ。いや、俺は馬鹿じゃない、阿呆だった。 ……誰かつっこもうよ。今俺…凄い悲しくなったね、うん。 それより、そんなことは滝に落として…だ。、学校にいく途中は対してイベントはない。 後ろから仲のいい男友達が肩を叩いてくるわけでもなければ、 幼なじみが肩とんとんで振り向き指立て刺さって、やーい引っかかった~♪的なこともない。 あるとすれば何もないところでずっこけるくらいなものだ。 まぁない方がいいイベントばっかりだな。 さて、こんなたわいもない無駄な考えを練っていても、自然と足は進む。 そんなこんなで校門の前だ。やっぱりイベントはなし、家にいれば天国、学校に行けば毎日の繰り返しという名の地獄だ。 きっと引きこもり仲間の皆さんも同じような考えを持っていると思う。 毎日繰り返してると思ったり、感じたりしているとな、脳が活性化しないんだ。 脳が衰えていくわけだ。 そこに棗という名の特効薬。 マジ俺いいフラグ建てちゃったよな~。 でもまぁ学校にいる時はそのフラグは絶対に建たない。はぁ……毎日の繰り返しに憂鬱だな。  
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