第七話 生徒会と俺

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萌えしりとりを黙々とラリーをしながら続けていると、徐々に時間は経ち、他の部員も卓球場へと足を進めてくる。 ちなみに彼らは俺たちにおはよーとだけ言って自分のかばん置き場へと向かう。 え?萌えしりとりについて?……普通にスルーだけど?だってこれが日常、普通だし。 公園で猫耳少女拾うよりもよっぽど普通です、日常です。 そうして、ラリーを続けていれば、朝部活終了の時間はくる。エンドレスはありえないのよ。……卓球部はラケットとかを片付けるから更に早く終わるんだけど…まぁそんなことはこの際置いておこう。 そんなわけで片付けも終え、教室に向かう俺なのだが、特にイベントもなく、廊下で曲がり角なこともなく、いたって普通に歩いているわけだ。 そんな中、廊下の向こうに見える一人の人影。 ええ、女の子ではありません。男です。 しかもただの男ではない。……あ、かと言って阿部さんのような奴でもないから安心してくれ。 ………先公だ。 しかもめがっさ背のちっさい先生。…うん、俺よりか首一個分小さい先生。 俺のつけたコードネームは『チビ先』…そのまんまだ。 まぁ本人には『(ry』のようには言ってないがな。 何故か……、それは、だな。そいつは生徒会顧問なんだ。うかつに手が…いや、口に出せない。 そしてそんな生徒会顧問が何故俺に話しかけてくるのか……、理由は一つ、…俺、生徒会役員だから。 あれ?言ってなかったっけ?  
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