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んなわけで放課後。
ちょうどさっき下駄箱を後にし、校門を過ぎたところだ。
まぁ…こっからは特に用事もないし、さっさと帰れる…と思う。
あ、でも商店街寄ってくか。
冷蔵庫の中にはまだそれなりのものが入っているけど……まぁ買い溜めしておくことに越したことはない。
第一に特売とか買い逃したら厄介だもん。
つーわけで、商店街の横の道には入らず、隣の商店街への道へと向かったわけだ。
……えーと、だいたいの店は見渡したが特に特売とかはなし。異常なし、至って平和だ。
平和過ぎてびっくりくらいだ。
まぁそんな平和も、家の中に入ってしまうとその考えが180度ひっくり返ってしまうんだよな。
本当…棗に会えたこと、マジで神様に感謝してやる。
あれだな、修学旅行行ったときには神社とかにおさい銭しておこう。
………てか巡り会いの神様ってどこの神社だ?
それを知らなきゃおさい銭しても意味がないか。
さて、そんなことを考えているうちに、ほら、自宅に到着だ。
口と一緒に足も動いてたんだ。
「ただいま~っと」
…うん、玄関と扉をあけましておめでとう。
……はい、すべりましたね。まぁ気にしないけども。
ただいまと言った数秒後、彼女はトタトタと廊下の奥から歩みをこちらへと進みだした。
「……………………。」
まぁ無言はいつもと変わらないな。
…玄関にお出迎えに来てくれただけでよしとするか。
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