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……章を変える必要あったのか?…と思ったが、あえてここで伝えるフラグが建った。
まぁ気にしないでくれ。
さて、ここらへんで話を戻そう。
玄関から普通~に家の中に入り、普通~に廊下を進んで、普通~にリビングへと入ったわけだ。
テーブルにはなにも乗っていない皿。朝はフレトーが乗っていたと思われる普通~の皿だ。
……しっかりと食べたらしい。こちらとしても安心だな。
全部食べてもらったことに喜びを感じる俺。
あれだ、今なら親の気持ちが分かる気がする。
そんなわけで……いや、とにかく、その皿を台所の流し台へと片付けた後、ひとまず生活ルームへとかばんを置いてきた。
宿題も終わってるしな。まぁ今ぐらい棗と戯れてもいいだろう。
ってちょと待て?この家に棗を置いて行くなかで、一つ疑問に思ったことがある。
「棗…、一人でいて暇じゃないか?」
……そう、これだ。俺も土日は一人の時は暇だったもん。…まぁそんときゃ大体パソいじってたけどさ。
でも彼女はそれが出来ないわけだ。
かな~り暇だと思うんだが……。
そう頭の中で考えていたとき、彼女は行動を起こした。
「…………ふるふる…」
……彼女は首を振った。
…こんなちっぽけな家になんの楽しみがあるんだ?
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