第八話 アニメと彼女

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……章を変える必要あったのか?…と思ったが、あえてここで伝えるフラグが建った。 まぁ気にしないでくれ。 さて、ここらへんで話を戻そう。 玄関から普通~に家の中に入り、普通~に廊下を進んで、普通~にリビングへと入ったわけだ。 テーブルにはなにも乗っていない皿。朝はフレトーが乗っていたと思われる普通~の皿だ。 ……しっかりと食べたらしい。こちらとしても安心だな。 全部食べてもらったことに喜びを感じる俺。 あれだ、今なら親の気持ちが分かる気がする。 そんなわけで……いや、とにかく、その皿を台所の流し台へと片付けた後、ひとまず生活ルームへとかばんを置いてきた。 宿題も終わってるしな。まぁ今ぐらい棗と戯れてもいいだろう。 ってちょと待て?この家に棗を置いて行くなかで、一つ疑問に思ったことがある。 「棗…、一人でいて暇じゃないか?」 ……そう、これだ。俺も土日は一人の時は暇だったもん。…まぁそんときゃ大体パソいじってたけどさ。 でも彼女はそれが出来ないわけだ。 かな~り暇だと思うんだが……。 そう頭の中で考えていたとき、彼女は行動を起こした。 「…………ふるふる…」 ……彼女は首を振った。 …こんなちっぽけな家になんの楽しみがあるんだ?   
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