第八話 アニメと彼女

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俺は録画してあるアニメフォルダの中から、先程録画し終わったアニメを選択。 …世の中便利になったもんだ。こんな簡単に何度も見れるんだもの。 ピピッとな。 さて、つけ終わった。まぁ決定ボタンをピッなだけなんだけど。 まぁ俺は特に必ず見る必要もなければテレビの側にいなければ駄目というものでもない。 ……時間も時間だし…風呂入ってくるか。 そんで、俺が風呂からあがったら、調度アニメの方も終わっているというわけだ。 よし、俺、ナイス計画。 「んじゃ棗、俺は風呂入ってくるからな?とりあえずリモコンには触るなよ~?」 いろいろと変にボタン押して途中で終わっちまったりしたら、後々彼女の機嫌はどうなるのやら。 「…………こくっ…」 彼女はちらっとこちらを振り向くと、小さく頷き、また、テレビの方に目線を向けた。 ……さっきの機嫌の悪さはどこへいったやら。 マイペースすぎだろ、おい。 とまぁこんな一人ツッコミはそのへんにして、適当~に寝間着とか下着を用意、……あ、ついでに彼女のも。……べ、別に変な意味はなかったんだからね!?………はぁ。 俺はリビングを背に、風呂場へと向かった。 ……今日はなんか脳内会議的イベントがありそうだから省かないでおこう。  
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