猫耳な彼女たち～ﾈﾐｺﾝな俺たち～

第八話 ｱﾆﾒと彼女

脱衣所はすっ飛ばしてここは湯舟の中。

頭とかその他周辺部位を洗った後のつかの間の休息。
考えるにはもってこいの場所だな。

さて…、逆上せる前にさっさと俺的理論を考えておこう。

……彼女は、さっきからｱﾆﾒに熱中し、更にもう一度見ても飽きていないぐらいはまってしまった。

そして、一回目のｱﾆﾒを見た後のあの無言の要求。

まぁ…その後不機嫌になったのは…俺が答えなかったからだよな？
でもまぁ…何をして欲しかったのかが不明なんだけど…。

そしてそれを考えてるのが今なんだよな……。

………まったく思い付かない。はぁ…まぁｱﾆﾒ見せたら彼女の機嫌が良くなったからいいよな。

……あ、まさか…要求してたのはｱﾆﾒなのか？

ﾂﾝﾃﾞﾚ幼なじみ的に言うと……そうだな、

『…もう一度くらい…見たかっ…いや、見てやったんだからぁ…』

…な感じだよな。

ｱﾆﾒを…要求してたのか？……試してみるか…。

風呂あがったら…だいたいｱﾆﾒも終盤だろうから…とりあえず終わったら他のｱﾆﾒを見せてみるか。

……もちろん、猫耳な女の子は出ない方針で。

ﾒｼﾞｬｰなやつでも見せてみるか。

棗がｦﾀになっちまったらどうすっかな～…。

まぁﾏｲﾅｽにはならないだろ。俺的にも若干嬉しい気もする。

とにかく、まずは風呂からあからないとな。充分温まったし。

それじゃ、脱衣所はﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄですので。
ﾘﾋﾞﾝｸﾞらへんで会いましょう。