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…普段ならこのページ…章タイトルになっているはず…いや、なんでもない。
あ、こっちの話な。
さて、無事彼女の魔の手…もとい魔の目を逃れられた俺は、たった今日記を書き終え、床につこうとしている。
虫の知らせは外れました。期待してた人、すみません。
さて、布団の中に入ったはいいけど、入り始めは結構冷たいんだよな。
眠気が一気になくなるわけで……ダメだ、全く眠れる気配がない。
なんとなく棗が羨ましい……。なんか彼女、昼寝しても普通に寝れるらしいし。
そこんとこ俺も寝たいときに寝れるようになりたい。
…やっぱ、寝れない。いや、寝れそうにない…と言った方がいいのだろうか。
全くもって寝れない。ちょいと散歩してくるか。…もちろん、家の中で。
てか言葉を普通に言えばトイレ行ってくる。異論は認めない。
すっきりもっこりもこみち…いや、ただの独り言だ。
部屋に戻り、俺の部屋の扉を開く。
と、中に広がる先程とは軽く違う風景。
なんか俺の布団の横にある、布団にくるまれたもふもふな彼女。
…あれだ、『蓑虫』を想像していただきたい。
棗、布団はあなたの家ではありません。
そして……蓑から這い出すようにして脱出する芋虫…もとい彼女。
「…………ふぁ……?」
「こちら作者。前方に猫耳型蓑虫発見。彼女はこちらに『寝起き萌えビーム』を放とうとしている。オーバー」
ジョークだ。気にしないでくれ。
とにかく…どうする?寝ぼけ眼だし…そのうち待ってれば寝るよな?
いや、……もっと欲をいうなら…ベッドで寝てください。
そこ、俺の布団だ。
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