第九話 運動会準備と俺

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そんでもって、その道をずんずん進めばいずれは学校につく。 終わりのない旅などないのだよ諸君。 ……えー、そしてだ。いつもの俺、いつもの学校生活なら今から部活に向かうところだろう。 …今日は違うらしい。 …部活がないらしい。 昨日知った。とりあえず俺は自分の教室へと向かう。まぁそんな固っ苦しいことはないだろう。 あって運動会関係のことだ、絶対そうだ、たとえ違ってても、そこは俺の作者クオリティです。 そんなわけで教室へと入る。今日は全員部活へ言っていないだけあって結構集まっている。 「おは、作者」 「おは、部長」 部活以外での挨拶は意外に新鮮だな。 まぁ部長なんかに新鮮感じてたら人生つまんなくなりそうだから後は軽くスルーさせていただくー。 「最近どうよ?なんか面白いこと、あるか?」 「……………ユニーク」 すまん部長、今はラノベ読ませて。 この前買ったやつ、まだ全部読み終わってないのよ。 「俺は特に何もないな。うん、全く。あったとしても公共の電波や画面を通じては言えない」 一応答えておこう。俺は優しいのさ。 …本当のところ、この頃は面白いことだらけなのだが、部長なんかに言ったらもったいない。 すまないな、部長氏。 「何読んでる?」 「……また図書館に」 あ、これはパソを通じて…か。 「すまん、そこは『対有機生命体コンタ一一「涼宮な、分かった分かった」 貴様、俺の言葉を遮るとは…いい度胸だな。 あとでいじくりまわしてやる(小説の方で的な意味で) 「読みたいからそっとしておいてくれ」 「了解」 ふぅ、これでゆっくりと読めるというものだ。ついでにいじくるのもなしにしておいてやろう。 突如、扉の開く音、 「はい、おはよう。それじゃ当番、朝の会始めて~」 担任、お前死刑決定。ついでにいじくり決定。あとでコードネームを授けてやろう。   
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