第九話 運動会準備と俺

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そんな昼休みも特にイベントはなく、俺の貴重な睡眠時間になってもらったというわけだ。 …今考えると、寝るだけじゃなく、宿題を済ませておくのもありだったな。 ……まぁいいけど。 でも、そうすると棗と戯れる時間が減っちまうんだよな…。 しかも、今日は金曜日だから、三日分の宿題が出てしまう。 やり終わるのも結構遅いんだよな…。…なにより面倒だし。 授業中…やっちゃだめ…かな? やってもいい…よな? いや、ダメか。常識を考えろ、俺。 たまには彼女の前でやっちゃってもいいじゃないか。 それか…彼女が寝ちゃったらでいいんだ。 よし、そうだ。常識を考えてみろ、俺。なんとなくそれが一番な気がする。 …よし、決まった。 秋とはいえ、暖かな昼下がり、俺の他にも寝ているやつが他にも数人。 あと少しの時間だが…、俺の今しなければいけないこと、それは……うん、もちろんのこと二度寝だよな。 といいつつも…だ。 中学生の昼休みの時間なんてたかが知れている。 寝ようとした数分後、無惨にも次の授業の始まりを示すチャイムが鳴ってしまった。 ……はぁ、つくづく意味のない脳内会議だったな、おい。 …五時間目も、特には興味はそそられない。 …放課後まで飛ばしてもいいよな? 俺的には途中の経過なんてのも話してもいいんだが…まぁそこはクオリティだ。そこらへんよろしく頼みます。  
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